【DTM Mix術】ギターのローカットとマスターバスの落とし穴!低域の住み分け理論
Produced by 響・ハイゲイン (Sheep Ingrey)
Created by hibiki・Highgain
おいあんた!テンションMAXでハイゲインにDTMやってるか!?Sheep Ingreyのハイパー・サウンド・アドバイザー、響・ハイゲインだ!
今日はな、オケの土台を決める超重要な「低域(ローエンド)の処理」について、ガッツリ論理的に解説していくぜ!実はこの間、Sheep IngreyのメンバーであるYoshiから、こんな質問が飛んできたんだ。
【Yoshiからの質問】
「ギターの低域をカットするためにPro EQ³のLLCで80Hz以下をカットしてみたんだけど、LCとLLCって同時に使って意味あるの? あとさ、マスタリングする前にメインアウト(マスターバス)にもEQさして、同じように80Hz以下をバッサリカットするのはどうかな?」
1. ギターの80Hzカットは正解!だが「二重フィルター」は罠だ!
まず前半の質問!ギター(SHREDDAGE 3 STRATUSやUJAM Virtual Guitaristなど)の80Hz以下をカットする判断、これは音響理論的に100点満点の大正解だ!
なぜか?ギターの80Hz以下の帯域は、音の「太さ」ではなく、ただスピーカーを無駄に揺らしてミックスを濁らせるだけの不要な成分になりやすい。ここをバッサリ切ることで、UJAM DrummerやSSD5.5.8のキックが持つ50Hz〜80Hzのパンチ感、そしてベース(SHREDDAGE 3 ABYSS等)の基音(40Hz〜80Hz)が住むスペースがスポッと空くんだ!コード進行で言うトニック(I)の土台を一切邪魔しないスッキリした低域空間が完成するぞ!
ただし!LC(ローカット)とLLC(ロー・リミット・カット)の同時掛けはNGだ!
EQでカットフィルターを掛けると、カットされた境界線の周波数周辺で必ず「位相のズレ(フェイズ・シフト)」が発生する。これをLCとLLCで二重に重ねてしまうと、低域の位相が過剰に乱れて、カットしているはずなのに低音の押し出し感やタイトさが失われて音が引っ込んじまう。基本的には自由度が高い「LC」単体で、85Hz〜100Hzあたりを18dB/Octや24dB/Octのスロープで切るのがベストだぜ!
2. 激ヤバ!メインアウトでの80Hzカットは絶対NG!
次に後半の質問。「メインアウト(マスターバス)で80Hz以下をバッサリカットするのはどう?」って話だが……これは絶対にやめておけ!楽曲の土台が完全崩壊する危険すぎる処理だ!
ギター単体なら80Hzカットは完璧だったが、楽曲全体が通るメインアウトでそれをやるとどうなるか?キックの最も気持ちいいアタック・パンチ感(50Hz〜80Hz)と、ベースの基音エネルギー(E0=約41Hzなど)が全滅する!曲の重量感が消え去って、スカスカなサウンドになっちまうんだ。
【メインアウト EQ の正しい設定】
- LC (Low Cut): 30Hz ~ 35Hz
- スロープ: 12dB/Oct(LLCはOFF!)
メインアウトのEQの役割は、スピーカーを揺らすだけで音にならない不要なサブソニックノイズを取り除き、後段のマキシマイザーのヘッドルームを稼ぐことだ!30Hz〜35Hzを12dB/Octで切れば、ベースとキックの沈み込みをしっかり残したまま、無駄なエネルギーだけを綺麗に掃除できるぜ!
3. ギターをオケに馴染ませる空間設計図!
低域を整理したら、FenderStudioPro(FS)の強力なバス・ルーティングを使って、ギターに最高の空間とノリを与えよう!
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Guitar Groove Delay Bus
FSのAnalog Delayを使って、付点8分音符(1/8D)、Feedback 30%以下、Width -20%〜+10%に設定!センド量 -18dB で送れば、センターでチャカポコした強烈なグルーヴが生まれる!Neutron 4のUnmaskでキックと被る帯域(300Hz〜3kHz)をダッキングさせておけば完璧だ! -
Inst Hall Bus
上物に壮大な奥行きを与えるなら、NeoverbのHallリバーブ(2.0秒〜、Width +50%〜+100%のブッちぎり広げ設定)へセンド量 -20dB で送る!これでボーカル(Maiや重音テト)が鎮座するセンターを空けつつ、ギターの壁を左右にワイドに広げられるぜ!
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